桜木町/日出町 縁日和
どこか懐かしくて、あたたかい空気に包まれた“ご縁の交差点”のようなスナック。
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Edit & Photo : 梅ちゃん
Illustration : 梅ちゃん
童心に帰れる夜
都橋の一角を照らす、ふっと灯る一軒のやさしい明かり
その扉の先にあったのは、童心を思い出すような空間――「縁日和」。
どこか懐かしくて、あたたかい空気に包まれた“ご縁の交差点”のようなスナックだ。
この店を知ったきっかけは、野毛の別スナックで飲んでいた時のママからの紹介だった。
「ぜひ行ってみてほしいスナックがあるから紹介するね!」と言われ、その日のうちに足を運んだ。
――まさにママ同士の“ご縁”のおかげで訪れることになったスナックだ。
駄菓子棚と提灯が誘う、ちょっと不思議な夜
扉を開けた瞬間、心がふっと緩んだ。
カウンターの上には、うまい棒・麦チョコ・カレーあられ…。
子どもの頃の記憶をくすぐる駄菓子たちが並び、思わず「うわ~懐かしっ!」と声が出る。
赤と金を基調にした店内は、神社の鳥居をイメージした“縁日カラー”。
お菓子をつまみながら飲むお客さん、カウンターでくじ引きや射的を楽しむ人…。
まるで“夜の縁日”に迷い込んだような、不思議で心が躍る時間が流れている。
なるほど、これは“ネオスナック”が扮した“夜の縁日”。
飲みながら童心に帰れる場所って、なかなかない。

ゆかりママ、笑顔でご縁を結ぶ人
迎えてくれたのは、笑顔がチャーミングなゆかりママ。
その明るさと包容力に、初対面でもすぐ惹き込まれてしまう。
「うちはね、“ご縁”がテーマなの」と微笑むママ。
言葉どおり、店内はどこを見ても笑顔の輪が広がっている。
常連さんも初めての人も、いつのまにか自然に会話に混ざり、
気づけばみんなが友達のようになっている――そんな空間だ。
これぞ、“縁日和”という名にふさわしい夜のかたち。

歌と笑いが混ざる、やさしい時間
マイクからこぼれる歌声に、笑い声が重なっていく。
気づけば店全体が、やさしい“祭りばやし”になっていた。
カウンター越しに流れるメロディーを口ずさむ人、
隣で手拍子を打ちながらリズムを合わせる人、
そしてママのひと言に、笑いが弾ける。
曲が終わるころには、誰かが昔話を始めている――
その瞬間、店内の空気がひとつに溶け合うのがわかる。
ここでは「上手に歌う」よりも、「楽しく響かせる」ことが大事。
まさに、“笑いとご縁がシンクロする場所”だ。

懐かしさとやさしさに包まれる“縁日価格”
料金は1時間2,500円の飲み放題制(延長30分1,000円)。
他に、別途1ドリンク500円のメニューを選ぶこともできる。
ビールはもちろん、ラムネやジンジャーエールなど、どこか懐かしい味が揃う。
そして嬉しいことに、カラオケは無料で楽しめる。
「駄菓子屋気分で飲めるスナックにしたかったの」と笑うママ。
その言葉の通り、どこか“帰ってきたような安心感”がある。
初めての人でも肩肘張らずに楽しめる、そんな“野毛の玄関口”のような場所だ。

ご縁が灯る、野毛の夜
夜の野毛を歩けば、ネオンの光と笑い声が交じり合う。
その中で、「縁日和」は人の心にそっと灯る“ぬくもり”のように息づいていた。
駄菓子の甘い香り、ママの笑顔、そして偶然の出会い。
それらが重なって生まれる“ご縁”こそ、この店の真骨頂だ。
野毛で少し立ち止まりたい夜、ネオスナック縁日和の扉を開けてみてほしい。
きっとあなたも、やさしい“ゆかり”に包まれるはずだ。

| 店名 | 縁日和 |
|---|---|
| 住所 | 〒231-0065 神奈川県横浜市中区宮川町1-1野毛都橋商店街ビル106 |
| 電話番号 | 080-5088-7806 |
| 営業時間 | 月〜金曜日/18時00分~0時00分 土曜日/16時00分~0時00分 (日曜日定休) |
梅ちゃん/スナック経営者/スナック愛好家(スナッカー)/メディアライター
スナックをこよなく愛する梅ちゃん。これまでに巡ったスナックは1,000軒以上にのぼり、現在は自身でも一店を切り盛りするスナックの達人。 経営で培ったリアルな知見も武器に、スナック文化の奥深い魅力をわかりやすく伝えていきます。