初めてのスナック お金の教科書① スナックの相場感は?

スナック初心者が不安に感じやすい料金システムについて、相場の目安と安心して楽しむための予算の立て方をわかりやすく解説します。

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Edit & Photo : 梅ちゃん

Illustration : 星歌

スナックの料金システムの基本

スナックの料金は、大きく以下の要素で構成されています。

  • 席料(チャージ料) … 1,000円〜3,000円前後
  • お酒代 … ボトル or ショット
  • 割りもの代・氷代 … 500円前後
  • キャストのドリンク代 … 1杯800円〜1,000円程度
  • カラオケ代 … 1曲100円〜200円、または無料

このほか、イベント日や特別なサービスがあれば追加料金が発生する場合もあります。
つまり「基本料金+お酒+楽しみ方次第」で最終的な会計が決まる仕組みです。

地域による料金相場の違い

スナックは地域によって料金相場が大きく異なります。

  • 都市部(銀座、新宿、札幌すすきのなど)
    高級店が多く、1回の会計で20,000円〜30,000円かかる場合もあります。
  • 地方都市や住宅街のスナック
    比較的リーズナブルで、1回の会計は5,000円〜10,000円が目安。
  • 観光地や繁華街
    旅行者向けに料金が高めに設定されていることもあります。

スナックの相場を理解するうえで大切なのは「場所」と「お店の雰囲気」を見極めること。
同じスナックでも銀座と地方都市では相場感がまったく違うのです。

初めてならいくら持って行けば安心?

「初めて行くけど、いくらあれば足りる?」
そんな疑問には、以下の目安をおすすめします。

  • ショット中心で過ごす場合 … 7,000円〜10,000円程度
  • ボトルを入れる場合 … 12,000円〜15,000円程度

これはあくまで平均的な相場ですが、このくらいあれば「思ったより高かった!」と慌てることは少ないでしょう。
お店によってはもっとリーズナブルに済むこともあり、逆にジャンジャン飲めば当然高くなります。

料金を高いと感じるか安いと感じるか

同じ1万円でも「高い」と思う人もいれば「安い」と思う人もいます。
その差を生むのは、お店で過ごした時間の満足度です。

  • ママやスタッフとの会話でリラックスできた
  • カラオケで思い切り歌って楽しめた
  • おつまみが家庭的で心まで温まった

こうした体験が積み重なれば、支払った金額以上の価値を感じられるでしょう。
スナックは「お酒の量」ではなく「居心地や人とのつながり」に料金を払う場所なのです。

初心者が安心するための予算管理のコツ

初めてのスナックで失敗しないためには、ちょっとしたコツがあります。

  • 予算を先に決める
    「今日は1万円まで」と決めておくと安心です。
  • 最初に料金システムを確認する
    席料やカラオケ代の有無を聞くだけでトラブルを防げます
  • ママやスタッフに正直に伝える
    「今日は軽く飲みたい」と伝えれば、無理に高いボトルを勧められることはほとんどありません。

スナックの世界では“素直に伝えること”が一番の安心材料になります。

まとめ

スナックの料金相場は、地域やお店によって大きく異なりますが、初心者なら 1万円前後の予算 を考えておけば安心です。
ショットで軽く楽しむなら7,000円程度、ボトルを入れてじっくり飲むなら15,000円ほどを見ておくと良いでしょう。

大切なのは金額そのものよりも「その夜の満足度」。
ママとの会話や居心地の良さが、料金以上の価値を感じさせてくれるのがスナックの魅力です。

もし初めて訪れるなら、ぜひ気軽な気持ちで扉を開けてみてください。
そこにはきっと、予算以上の“充実感”が得られるはず!

梅ちゃん/スナック経営者/スナック愛好家(スナッカー)/メディアライター

スナックをこよなく愛する梅ちゃん。これまでに巡ったスナックは1,000軒以上にのぼり、現在は自身でも一店を切り盛りするスナックの達人。 経営で培ったリアルな知見も武器に、スナック文化の奥深い魅力をわかりやすく伝えていきます。

梅ちゃん
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