スナックでカラオケ採点はあり?盛り上がる使い方とNG例

「スナックで採点を入れても大丈夫?」「点数で場が冷えない?」と迷う人もいるはず。この記事では、採点が盛り上がる使い方や避けたいNG例、店の空気に合わせるコツを紹介します。

Published :

Modified :

Edit : スナッカーうめ

Illustration : 星歌

この記事の概要

スナックのカラオケ採点は、みんながゲーム感覚で楽しめるなら盛り上がる。一方で、本人の同意なく採点したり点数で人を評価したりすると空気を壊しやすいため、店やその場の流れに合わせて使うことが大切だ。

この記事のポイント

  • 採点は勝手に入れない
  • 低得点を笑いものにしない
  • 点数で歌の価値を決めない
  • 本気勝負は全員が望むときだけ
  • 盛り下がったら採点をやめる

スナックでカラオケ採点はあり。ただし勝手に始めない

スナックでカラオケ採点を使うこと自体は問題ありません。点数が表示された瞬間に「おお!」と声が上がったり、「あと0.3点だった!」と笑いが生まれたり、採点がその夜の遊びになることもあります。

ただし、採点はいつでもオンにすれば盛り上がる機能ではありません。歌の上手さを気にしている人がいたり、しっとり歌を聴いている流れだったりすると、点数が表示されることで急に「評価されている感じ」が生まれることもあります。

だから最初に確認したいのは、「採点します?」の一言です。ママやマスターが普段から採点を使っている店ならその流れに乗ればいいし、誰も使っていないなら勝手に設定を変えない。スナックの採点は、点数より先にその店の空気を見るところから始まります。

採点が盛り上がるのは「みんながゲームとして楽しめる夜」

採点が特に盛り上がりやすいのは、参加する人たちが点数を「評価」ではなく「遊び」として受け止めているときです。90点を超えて拍手が起こる。惜しい点数に「もう一回!」と笑う。ゾロ目が出て妙に盛り上がる。そんな使い方なら、採点結果そのものが会話のきっかけになります。

店によっては「○点以上でサービス」「ゾロ目で特典」といった独自企画を行っていることもあります。その場合は、すでに採点を楽しむ文化が店側にあるため、初来店でも参加しやすいでしょう。

一方で、全員が同じ曲を歌って本気で順位を競う必要はありません。「何点出るかな」くらいの軽さでも十分です。採点が盛り上がる夜には、誰かが高得点を出しても「すごい」で終わり、低い点が出ても本人が笑っていなければ周囲は無理にいじらない。そのくらいの余白があります。

採点で避けたいのは「勝手に評価すること」

採点で最も気をつけたいのは、点数そのものより、その点数を使って人を評価し始めることです。

NG行動なぜ避けたい?
本人に聞かず採点を入れる歌を評価されたくない人もいる
点数が低い人を笑う本人が楽しめなくなることがある
他人の点数と何度も比較するカラオケが競技になりやすい
高得点を出すまで何度も歌うマイクを独占しやすい
「○点だから下手」と決めつける採点結果と歌の魅力は同じではない
人の歌い方を採点目線で批評する求められていない指導になりやすい

特に気をつけたいのが、本人が楽しんでいない低得点をネタにすることです。自分から「ひどい点出た!」と笑っているなら一緒に笑えることもありますが、周囲から先に笑うのは別の話です。

歌が苦手な人への接し方やスナックカラオケ全体のマナーについては、「スナックのカラオケは下手でも大丈夫?盛り上がるコツとNG例」でも詳しく紹介しています。

カラオケの点数は「歌の絶対評価」ではない

採点を楽しむうえで知っておきたいのが、画面に表示される数字は歌の魅力をすべて表しているわけではないということです。

たとえばDAMの「精密採点Ai」は、音程に加えて歌唱テクニックやAIによる表現の評価などを得点へ反映しています。DAM「精密採点Ai」では、機械学習を用いた「Ai感性」など独自の仕組みが採用されています。

一方、JOYSOUNDの分析採点では、音程、安定感、抑揚、ロングトーン、テクニックなど複数の項目を使って評価しています。機種や採点機能によって利用できるモードにも違いがあります。JOYSOUND「分析採点」でも、それぞれの評価項目や仕組みが案内されています。

つまり、92点の人が88点の人より「必ず魅力的に聴こえる」という意味ではありません。採点に合った歌い方と、人が聴いて心地よい歌い方が完全に一致するとも限りません。

スナックならなおさらです。完璧な音程で歌った一曲より、みんなが一緒に口ずさんだ80点台の一曲の方が、その夜の思い出になることだってあります。採点は「歌を楽しむための一つの遊び」と考えるくらいがちょうどいいでしょう。

採点で盛り上がる店ほど、点数を重く扱いすぎない

筆者はこれまで3,000軒以上のスナックを巡ってきましたが、採点で楽しく盛り上がっている夜ほど、意外と点数そのものを重く扱っていないと感じます。

高得点が出れば「すごい!」。微妙な点数なら「惜しい!」。珍しいゾロ目なら「なんか持ってるね(笑)」。そのくらいで次の人へマイクが移っていきます。誰が一番上手いのかを決めることより、数字をきっかけに会話や笑いが生まれているのです。

反対に、採点が始まった途端に全員の点数を記録し、他人の歌い方まで分析し始めると、それまで気軽に歌っていた人がマイクを取りにくくなることもあります。もちろん、採点好き同士が集まった店なら本気勝負も楽しいでしょう。大事なのは、それを全員に求めないことです。

採点を使うなら、その場にいる人が楽しめているかを見る。誰かが歌いにくそうなら一度オフにする。その切り替えができれば、採点はスナックの夜を盛り上げる便利な遊びになります。

まとめ|採点は「評価」ではなく、夜を楽しむ遊びにする

スナックでカラオケ採点を使うのはありです。ただし、採点を入れること自体が目的になってしまうと、歌を楽しんでいた人に余計なプレッシャーを与えることがあります。

まず「採点します?」と確認する。高得点は素直に称える。低い点を本人の許可なく笑いものにしない。他人と必要以上に比較しない。そして、みんなが楽しめなくなったら採点をやめる。

これだけ覚えておけば十分です。

スナックのカラオケで最後に残るのは、94.327点だったという数字より、「あの曲、みんなで盛り上がったよね」という記憶です。

点数はその夜を楽しくする材料の一つ。主役はあくまで、マイクを囲んでいる人たちです。

スナッカーうめ /スナック愛好家・メディアライター

スナックをこよなく愛するスナッカー。これまでに巡ったスナックは3,000軒以上。 スナック探訪で培ったリアルな経験や知見を武器に、スナック文化の奥深い魅力を独自の切り口でわかりやすく発信。

梅ちゃん

星歌 /芸人・イラストレーター・スナックキャスト

芸人として活動しながら、イラスト制作や俳優業にも取り組むマルチクリエイター。自身が主宰する一人芝居では、企画から演出まで幅広く手がけ、常に新たな表現に挑戦し続けている。 現在はスナックでも勤務し、日々の出会いから新しいインスピレーションを得ている。

星歌
記事一覧へ

合わせて読んでほしい記事をご紹介! RELATED ARTICLES

関連記事

あなたにおすすめの記事をご紹介! RECOMMENDED
ARTICLES

おすすめ記事