スナック選曲部①|男性に歌ってほしい曲15選
男性がスナックで歌うなら、どんな曲が女性の心に残るのでしょうか。歌唱力だけでは決まらない、夜の空気に似合う選曲のヒントを探ります。
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Edit : スナッカーうめ
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この記事の概要
スナックで女性の心に残るのは、高得点を狙える曲よりも、その男性の声や人柄、店の空気に似合う一曲だ。大人の色気を感じる曲、切ないバラード、女性が口ずさみやすい曲、世代を越えて場を明るくする曲など、目的によって選び方は変わる。無理に原曲キーで歌わず、歌詞を丁寧に届け、ほかの客の歌にも耳を傾ける姿勢が、スナックで愛される選曲につながる。
この記事のポイント
- 女性に響くのは歌唱力より本人に似合う選曲
- 大人の色気や切なさは丁寧な歌い方で伝わる
- 女性が口ずさめる曲は店全体の空気をつなぐ
- 原曲キーにこだわらず無理なく歌える高さを選ぶ
- 歌う時間だけでなく他人の歌を聴く姿勢も大切
INDEX
男性に歌ってほしいのは、歌唱力より“夜に似合う一曲”
スナックで男性に歌ってほしい曲は、必ずしも高音が出る曲や、採点で高得点を狙える曲とは限りません。大切なのは、自分の声に無理なく合い、その場にいる女性や周囲のお客さんも心地よく聴けることです。
カラオケボックスなら、自分の好きな曲を思い切り歌うのもよいでしょう。しかし、スナックのカラオケはカウンター全体で共有するものです。歌っている本人だけでなく、ママや女性客、隣に座る常連まで、同じ数分間を一緒に過ごします。
少しくらい音程を外しても構いません。声を張り上げるより、歌詞を大切にしながら自分らしく歌う。その一曲が、思いがけず女性の記憶に残ることがあります。
大人の色気を感じる男性曲
ワインレッドの心/安全地帯
落ち着いた低音と、大人の恋を思わせる歌詞がスナックの空気によく似合います。声量で押すよりも、少し抑えながら丁寧に歌う方が魅力の伝わる曲です。イントロが流れただけで、カウンターの空気が少し静かになることもあります。
接吻/ORIGINAL LOVE
気取って歌うと少し照れくさくなりますが、自然体で歌える男性にはよく似合います。リズムを崩さず、言葉を置いていくように歌うのがポイントです。普段は寡黙な男性が歌うと、その意外性に女性が思わず聴き入ることもあります。
恋人も濡れる街角/中村雅俊
昭和らしい大人の情景と、どこか影のあるメロディーが魅力です。歌い込みすぎるより、少し肩の力を抜いた方が夜の空気になじみます。ママや常連女性から「懐かしい」と声が上がれば、その後の会話も自然に始まります。
メロディー/玉置浩二
歌唱力が求められる曲ではありますが、完璧に歌う必要はありません。大切なのは、声を張ることよりも歌詞を届けることです。静かに歌い始め、最後まで丁寧に歌えれば、その夜の空気を丸ごと包むような一曲になります。
女性が思わず聴き入る、切ない男性曲
最後の雨/中西保志
男性の切ないバラードとして、長く愛されてきた定番です。高音を無理に張り上げると苦しさが先に伝わるため、キーを下げても構いません。女性が聴きたいのは原曲の再現ではなく、その人の声で伝わる切なさです。
レイニーブルー/徳永英明
夜の静かな時間に合う一曲です。細い高音を無理にまねるより、自分の声質に合わせて歌う方が自然に響きます。店内が少し落ち着いた頃に選ぶと、にぎやかだったカウンターの温度をゆっくり変えてくれます。
歌うたいのバラッド/斉藤和義
派手な盛り上がりはありませんが、歌詞を丁寧に届けられる男性には強い曲です。普段は照れくさくて言えないような思いを、歌なら自然に伝えられます。女性に向かって歌いすぎず、あくまで自分の言葉として歌うのが粋です。
奏(かなで)/スキマスイッチ
平成世代を中心に知られていますが、世代を問わず聴きやすいメロディーがあります。別れの情景が浮かぶ曲だからこそ、余計な演出を加えず、まっすぐ歌うのが似合います。サビで周囲が静かに口ずさんでくれることもあります。
女性が一緒に口ずさみたくなる男性曲
もう恋なんてしない/槇原敬之
失恋曲でありながら、暗くなりすぎない親しみやすさがあります。サビを知っている人も多く、女性客が席から自然に口ずさみやすい曲です。少し照れながら歌うくらいの方が、人柄が伝わって好印象になるかもしれません。
家族になろうよ/福山雅治
まっすぐな歌詞が魅力ですが、誰か一人を見つめながら歌うと少々重たくなります。カウンター全体へ穏やかに届けるように歌えば、大人の誠実さが伝わる一曲になります。低めの声で無理なく歌いやすい点も魅力です。
小さな恋のうた/MONGOL800
若い世代から大人まで知っている人が多く、店全体で楽しみやすい曲です。原曲どおりに力強く歌うだけでなく、少しテンポを意識して軽やかに歌うと、女性も一緒に参加しやすくなります。
サウダージ/ポルノグラフィティ
歌詞は切ないものの、リズムがよく、静かになりすぎない点がスナック向きです。平成世代には特に反応されやすく、イントロで声が上がることもあります。早口の部分を焦らず歌えると、「おっ」と思わせられる一曲です。
世代を越えて場を明るくする男性曲
田園/玉置浩二
歌い出しから力があり、場の空気を前向きに変えられます。上手に聴かせようとするより、周囲を巻き込みながら楽しそうに歌う方が似合う曲です。手拍子が起これば、知らない客同士でも一つの空気を共有できます。
怪獣の花唄/Vaundy
若い世代に人気の曲ですが、力強いサビは世代を問わず伝わりやすいものがあります。高音が続くため、原曲キーにこだわる必要はありません。無理なく歌える高さに調整し、最後まで楽しそうに歌う方が好印象です。
ライラック/Mrs. GREEN APPLE
令和世代との距離を縮めたいときに選びやすい一曲です。難易度は高めですが、完璧さよりも挑戦している姿が場を明るくすることがあります。ただし、高音との長い格闘が始まりそうなら、早めのキー変更が夜の平和を守ってくれます。
男性の魅力を消してしまう“独りよがりな選曲”に注意
スナックで男性が歌うときに大切なのは、難しい曲や高得点を狙える曲を選ぶことではありません。どれほど歌が上手でも、自分だけが気持ちよくなる選曲が続くと、カウンターの空気は少しずつ置いていかれます。誰も知らない曲を何曲も続けたり、高音の難曲を原曲キーのまま無理に歌ったりするのは避けたいところです。本人は熱唱していても、周囲はどのタイミングで拍手をすればよいのか分からず、グラスの氷だけが静かに溶けていくこともあります。
また、女性に向けて歌っていることを強く意識しすぎると、かえって重たく聞こえる場合があります。視線を送り続けたり、歌詞を過度に相手へ重ねたりせず、カウンター全体に届けるくらいの距離感が自然です。一曲歌ったあとは、次の人にマイクを渡し、その歌にも耳を傾ける。男性の魅力は、歌っている時間だけでなく、場を一緒に楽しむ姿勢にも表れます。
まとめ|女性が聴きたいのは“その人に似合う歌”
男性に歌ってほしい曲は、女性に人気のある曲を選べばよいという単純な話ではありません。どれほど有名な名曲でも、無理に格好よく見せようとすると、その力みは意外とカウンターまで届いてしまいます。低い声なら、その低さが似合う曲を選ぶ。高音が苦手なら、キーを下げる。静かな性格なら、無理に盛り上げ曲を選ばず、歌詞を丁寧に聴かせる。自分の声や人柄に合った一曲を選ぶことが、何より大切です。
そして、歌い終わったらマイクを置き、次の人の歌にも耳を傾けること。スナックで愛される男性は、歌う時間だけでなく、聴く時間も大切にしています。カウンターの灯りが少し落ち着いた頃、普段は多くを語らない男性が静かに歌い始める。その一曲が、派手な拍手よりも長く、誰かの記憶に残ることがあります。
yohei /グラフィックデザイナー・スナック経営者
デザイナーとして日々、ロジックと直感の両方を大切にしつつ、使う人の体温が伝わるデザインを追求する。オフは釣りやキャンプ、スナック巡りや梯子酒で、基本ワイワイ過ごしている。